Number.3
どこまで自由?
コーポラティブハウスの自由設計とは

COOPERATIVE HOUSE JOURNAL
2017/09/25

間取り、窓の形、床の素材、どれを取っても個性豊かな家の数々…
コーポラティブハウスの醍醐味はこうした自由度の高い設計です。
コーポラティブハウスは新築の集合住宅のため、間取りやインテリア、特に一般的な集合住宅では予め決まっている水回りの位置や、窓・ベランダのデザインまでも、住人の希望に合わせて設計します。

また、メゾネットタイプや、単身者用の小規模住戸など、暮らし方に合わせた住戸の規模も、建物によっては実現できます。下の図は、あるコーポラティブハウスの3フロア(3階、4階、5階)の間取りです。区画割りが、階によって異なる事が分かります。ホロニカのコーポラティブハウスでは、住戸の位置はそれぞれの世帯の希望面積と希望の階をヒアリングした上で、できる限り住人の希望に沿うように調整しています。

最近ではリノベーションで自由な間取りを手に入れる事が一般的になりました。しかし、水回りや窓・ベランダの位置までは変更することはできず、完全な自由設計とまではいきません。一方、コーポラティブハウスは、キッチン・浴室などの水回りの位置や窓の開け方も含めて最初の設計段階で計画するため、住人の希望に近い空間を実現できるのです。

上の写真は、吹き抜けのあるリビング。部屋内と外部を同時に計画できるからこそのダイナミックな空間となっています。写真左上の壁の向こう側には浴室があり、浴室からも吹き抜けを眺める事ができます。個性の詰まった集合住宅。それが、コーポラティブハウス魅力です。

※この連載は、大阪市の上町台地で配布されている地域情報誌「うえまち」にて連載しているものを加筆、再構成したものです。