Number.9
共同で住まいをつくる
コーポラティブハウスの仕組み

COOPERATIVE HOUSE JOURNAL
2019/01/25

前回まではコーポラティブハウスの空間の特徴を取りあげてきましたが、今回からは、その仕組みやメリットについてお伝えします。

コーポラティブハウスは、住み手が集まって結成した「組合」が施主となって建設する、集合住宅の建て方の手法の1つです。「組合」つまり住み手が事業主となる事で、自分の住戸内を思い通りに設計できるのが1番の特徴です。

都市部で住宅を手に入れる場合は、条件の良い土地が少ないため、すでに完成している集合住宅の一室を商品として購入する例が多いですが、コーポラティブハウスの手法を採用すれば、集合住宅であっても、住み手の要望を取り入れて設計する事ができます。

※この連載は、大阪市の上町台地で配布されている地域情報誌「うえまち」にて連載しているものを加筆、再構成したものです。