Number.2
少し不思議な、集合住宅
意外と身近にあるコーポラティブハウス

COOPERATIVE HOUSE JOURNAL
2017/07/24

 集合住宅に見えるけれども、何かが違う。もしかするとそれは「コーポラティブハウス」かもしれません。

 コーポラティブハウス(co-operative house)は、家を建てたい複数の世帯が組合を結成し、協同して土地取得から設計者・建設業者の手配まで行う集合住宅の事です。敷地条件の良い土地を協同出資で確保した上で、各住戸はそれぞれの希望を生かした間取りや仕様で設計する事ができます。

 コーポラティブハウスの外観は、一般の集合住宅と同じく窓とベランダが積み重なった形です。しかし、よく見ると各階で少しずつ形状が異なる事が分かります。例えば、こちらの写真は、あるコーポラティブハウスの西面の壁です。

 よく見ると、上階は黒色サッシの幅広窓、中間階は小窓が3つ、下階は白色サッシの幅広窓と、各階窓の形・色が全く異なります。これは、各住戸の間取りが異なるためです。(写真の上階は寝室、中間は浴室と和室、下階はリビングに面した窓。)

また、ベランダも、同じように見えますが、幅や手すりの仕様が微妙に異なります。(下の写真参照)

この写真の建物では、基本的に手すり壁はガラスで仕上げていますが、下の景色が見えない方が良い、というお施主さんの場合はあえて壁のように手すり壁を立ち上げています。

 上町台地内にはホロニカの設計したコーポラティブハウスはもちろん、いくつかのコーポラティブハウスが点在しています。ぜひ一度、探してみて下さい。

※この連載は、大阪市の上町台地で配布されている地域情報誌「うえまち」にて連載しているものを加筆、再構成したものです。